ご挨拶

九州大学理事・事務局長・男女共同参画推進室長

内藤 敏也

内藤 敏也

令和元年7月9日付で理事・事務局長に就任し、男女共同参画推進の担当となりました。よろしくお願いいたします。

男女共同参画については、いうまでもなく社会全体にその重要性が広く浸透し、教育研究の世界においてもその推進が図られてきました。平成7年に閣議決定された最初の科学技術基本計画において、女性研究者の採用機会の確保と勤務環境の充実が明記され、平成18年度からの第3期科学技術基本計画においては、初めて大学や公的研究機関における自然科学系の女性研究者の採用割合の目標を掲げるなど国の施策が進められ、本学においても女性研究者の活躍促進に取り組んで参りました。

2004年に総長直轄の男女共同参画推進室を設置し、以来、文部科学省の補助事業と大学独自の取組みの相乗効果で男女共同参画推進に係る様々な取り組みに成果を上げて参りました。最近では文部科学省の「ダイバーシティ研究環境イニシアティブ(特色型)」に2015年度に採択されたのを機に国内初の配偶者帯同雇用制度を導入し、また女性研究者の活躍可視化の一環として男女別の論文業績分析を実施しております。この分析結果データにより潜在的に我々が持っている無意識のバイアスの存在が明らかとなり、国内外に大きなインパクトを与えました。

本年9月20日には本学において「第11回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムin福岡」が開催され、様々な取組を進めている九州各地の大学と活発な情報交換を行いました。今後は、本年文部科学省のダイバーシティ研究環境イニシアティブ(特色型)の採択を受けた「ダイバーシティ・スーパーグローバル型教員養成研修(SENTAN-Q)」を進めていくこととしております。

着実に実績を重ねてきた九州大学男女共同参画の取り組みを、より一層発展させ、社会全体の女性活躍推進に向けても先端的な役割を担えるよう今後も本学の推進活動を取り纏め、牽引していく所存です。どうぞ今後とも、皆様からのご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

九州大学副理事・男女共同参画推進室副室長・先導物質化学研究所教授

玉田 薫

玉田 薫

九州大学の男女共同参画活動は、「女性研究者支援モデル育成」(平成19〜21年度)「女性研究者養成システム改革加速」事業(平成21〜25年度)の2つの事業において最高のS評価を受け、さらに平成27年度からは「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」事業に採択されるなど、全国の国立大学の中でも際立った活動実績を残しています。特に「女性枠設定」による女性教員の採用へのポジティブアクション、女性の上位職への登用促進については、全国でも注目に値する実績を積み重ねております。そして今まさに「配偶者帯同雇用制度」に代表されるような男女共同参画の新たなステージに向かおうとしています。そこに立ち会えることを誇りに思います。

女性の活躍は、女性のためだけではなく、男性を含む社会の健全化にとって必要不可欠なことです。少子高齢化社会へ適応するために早急に対策が必要な長時間労働や転勤など、男性中心型社会の問題を抜本的に解決するためには、女性を労働力として取り込むだけではなく、女性の持つ柔軟な思考や創造性を今以上に活用していくべきであると思います。九州大学においても、国際的に高く評価されたグローバルな大学として将来的に発展していくためには、女性の目線や意見を今以上に取り入れた組織運営に取り組む必要があると感じます。

男女共同参画推進室の活動においても、従来通りの女性への「支援」に加えて、女性の「活用」を強く意識した活動を進めたいと思っています。こうしている間にも次世代を担う学生たちが我々の背中を見て成長しています。国際的な舞台で活躍できる人材育成には、ダイバーシティを尊重する教育・研究環境は欠かせません。その実現のために努力して参りたいと思います。是非ご協力よろしくお願い申し上げます。