ご挨拶

九州大学理事・副学長・男女共同参画推進室長

伊藤 早苗

伊藤 早苗

九州大学の男女共同参画については、平成20、21年度の水田祥代 理事・副学長(現 福岡歯科大学理事長)をはじめ多くの先達が道を切り開いてこられました。そして組織的取組みへと拡充されてきました。その結果、たとえば、平成19年度、21年度、27年度と女性研究者活動支援事業などが実現し、高く評価されています。九大の女性研究者数が大きく増えています。大変喜ばしいことです。

これからも、この共同参画の事業を進めていくことが大事だと思います。例えば、工学部や理学部などの分野でも女子学生が増加すればと思います。そのためにも、卒業後の進路が広がれば、さらに女子学生の進学動機が強まるでしょう。女子学生や研究者を対象にした表彰の話も聞いております。個人的な話ですが、プラズマ物理の世界中の大学院生を対象に、ヨーロッパ物理学会で伊藤賞というのを作り、九州大学で賞を与えてきました。今まで12年間、受賞者12名のうち4名が女子で、受賞者達はいずれも研究や省庁の第一線で活躍しています。表彰制度などでいっそう機運を高めたいと思います。九大の男女共同参画をサポートしようという同窓生の方達の声も高まっているようで、大変すばらしいことだと思います。

今までの実績をさらにのばすような活動が生まれますよう、皆様と力を合わせていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

九州大学副理事・男女共同参画推進室副室長・先導物質化学研究所教授

玉田 薫

玉田 薫

九州大学の男女共同参画活動は、「女性研究者支援モデル育成」(平成19〜21年度)「女性研究者養成システム改革加速」事業(平成21〜25年度)の2つの事業において最高のS評価を受け、さらに平成27年度からは「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」事業に採択されるなど、全国の国立大学の中でも際立った活動実績を残しています。特に「女性枠設定」による女性教員の採用へのポジティブアクション、女性の上位職への登用促進については、全国でも注目に値する実績を積み重ねております。そして今まさに「配偶者帯同雇用制度」に代表されるような男女共同参画の新たなステージに向かおうとしています。そこに立ち会えることを誇りに思います。

女性の活躍は、女性のためだけではなく、男性を含む社会の健全化にとって必要不可欠なことです。少子高齢化社会へ適応するために早急に対策が必要な長時間労働や転勤など、男性中心型社会の問題を抜本的に解決するためには、女性を労働力として取り込むだけではなく、女性の持つ柔軟な思考や創造性を今以上に活用していくべきであると思います。九州大学においても、国際的に高く評価されたグローバルな大学として将来的に発展していくためには、女性の目線や意見を今以上に取り入れた組織運営に取り組む必要があると感じます。

男女共同参画推進室の活動においても、従来通りの女性への「支援」に加えて、女性の「活用」を強く意識した活動を進めたいと思っています。こうしている間にも次世代を担う学生たちが我々の背中を見て成長しています。国際的な舞台で活躍できる人材育成には、ダイバーシティを尊重する教育・研究環境は欠かせません。その実現のために努力して参りたいと思います。是非ご協力よろしくお願い申し上げます。