ご挨拶

九州大学理事・事務局長・男女共同参画推進室長

江﨑 典宏

江﨑 典宏

平成30年10月16日付で理事・事務局長に就任し、男女共同参画推進の担当となりました。よろしくお願いいたします。

男女共同参画については、いうまでもなく社会全体にその重要性が広く浸透し、教育研究の世界においてもその推進が図られてきました。平成7年に閣議決定された最初の科学技術基本計画において、女性研究者の採用機会の確保と勤務環境の充実が明記され、平成18年度からの第3期科学技術基本計画においては、初めて大学や公的研究機関における自然科学系の女性研究者の採用割合の目標を掲げるなど国の施策が進められ、本学においても女性研究者の活躍促進に取り組んで参りました。

九州大学における男女共同参画推進の活動は、平成16年の男女共同参画推進室の設置以来、文部科学省補助事業や本学独自施策の相乗効果で「女性研究者支援のフロントランナー」としての実績を挙げてまいりました。現在は、平成27年に採択された文部科学省補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」も活用しながら、広報誌『ポリモルフィア』の発行、「ジェンダー研究に取り組む学生への研究助成プログラム」を始めとし、幅広い活動を展開しております。

平成29年には国内の大学で初めて配偶者帯同雇用制度を導入しその活用を図り、また男女別論文業績分析を行うなど先進的取組にも着手しました。平成28年施行の女性活躍推進法の下、女性教職員の上位職登用に加え、女性研究者の活躍可視化にも取り組んでおります。

本年9月には、伊都キャンパスへの統合移転が完了し、本学の総合力をより一層発揮できる環境が整えられました。新しい充実したキャンパスで男女共同参画を推進し、教職員から学生まで多様な人材が活躍できる大学を目指して、活動を充実させていく所存です。

今後とも皆様のご理解とご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

九州大学副理事・男女共同参画推進室副室長・先導物質化学研究所教授

玉田 薫

玉田 薫

九州大学の男女共同参画活動は、「女性研究者支援モデル育成」(平成19〜21年度)「女性研究者養成システム改革加速」事業(平成21〜25年度)の2つの事業において最高のS評価を受け、さらに平成27年度からは「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」事業に採択されるなど、全国の国立大学の中でも際立った活動実績を残しています。特に「女性枠設定」による女性教員の採用へのポジティブアクション、女性の上位職への登用促進については、全国でも注目に値する実績を積み重ねております。そして今まさに「配偶者帯同雇用制度」に代表されるような男女共同参画の新たなステージに向かおうとしています。そこに立ち会えることを誇りに思います。

女性の活躍は、女性のためだけではなく、男性を含む社会の健全化にとって必要不可欠なことです。少子高齢化社会へ適応するために早急に対策が必要な長時間労働や転勤など、男性中心型社会の問題を抜本的に解決するためには、女性を労働力として取り込むだけではなく、女性の持つ柔軟な思考や創造性を今以上に活用していくべきであると思います。九州大学においても、国際的に高く評価されたグローバルな大学として将来的に発展していくためには、女性の目線や意見を今以上に取り入れた組織運営に取り組む必要があると感じます。

男女共同参画推進室の活動においても、従来通りの女性への「支援」に加えて、女性の「活用」を強く意識した活動を進めたいと思っています。こうしている間にも次世代を担う学生たちが我々の背中を見て成長しています。国際的な舞台で活躍できる人材育成には、ダイバーシティを尊重する教育・研究環境は欠かせません。その実現のために努力して参りたいと思います。是非ご協力よろしくお願い申し上げます。