ご挨拶

九州大学理事・事務局長・男女共同参画推進室長

玉上 晃

玉上 晃

九州大学は、平成16年に男女共同参画推進室を設置し、文部科学省の補助事業を活用しながら、種々の取組みを推進して来ました。現在は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」(平成27年~32年)に採択されており、「女性研究者支援のフロントランナーとしてさらに女性が活躍しやすい大学を目指して」をコンセプトにワーク・ライフ・バランス(WLB)に配慮した研究環境の改善、男性教職員を含めたWLB意識啓発、女性研究者の研究力向上と裾野拡大、女性の上位職への登用促進の4つを柱に事業を推進しています。また、平成29年2月には国内の大学では初めて、「配偶者帯同雇用制度」を優秀な研究者を採用し定着させるための戦略的人事制度の一つとして導入しました。

女性研究者の研究力向上に関しては、本学の男女別の論文業績分析の結果、女性研究者の業績が充分大きな戦力になっていることが明らかになり、データに基づいた業績の可視化の重要性が改めて認識されました。女性研究者が、先入観なく適正な評価のもとで優れた研究成果を上げられるよう環境整備に努力して参ります。

平成29年9月には、箱崎地区から伊都キャンパスに活動拠点を移し新たなスタートを迎えました。九州大学のすべての教職員・学生がその個性と能力を十分に発揮できる環境の実現に向けて努力して参ります。今後とも皆様のご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

九州大学副理事・男女共同参画推進室副室長・先導物質化学研究所教授

玉田 薫

玉田 薫

九州大学の男女共同参画活動は、「女性研究者支援モデル育成」(平成19〜21年度)「女性研究者養成システム改革加速」事業(平成21〜25年度)の2つの事業において最高のS評価を受け、さらに平成27年度からは「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」事業に採択されるなど、全国の国立大学の中でも際立った活動実績を残しています。特に「女性枠設定」による女性教員の採用へのポジティブアクション、女性の上位職への登用促進については、全国でも注目に値する実績を積み重ねております。そして今まさに「配偶者帯同雇用制度」に代表されるような男女共同参画の新たなステージに向かおうとしています。そこに立ち会えることを誇りに思います。

女性の活躍は、女性のためだけではなく、男性を含む社会の健全化にとって必要不可欠なことです。少子高齢化社会へ適応するために早急に対策が必要な長時間労働や転勤など、男性中心型社会の問題を抜本的に解決するためには、女性を労働力として取り込むだけではなく、女性の持つ柔軟な思考や創造性を今以上に活用していくべきであると思います。九州大学においても、国際的に高く評価されたグローバルな大学として将来的に発展していくためには、女性の目線や意見を今以上に取り入れた組織運営に取り組む必要があると感じます。

男女共同参画推進室の活動においても、従来通りの女性への「支援」に加えて、女性の「活用」を強く意識した活動を進めたいと思っています。こうしている間にも次世代を担う学生たちが我々の背中を見て成長しています。国際的な舞台で活躍できる人材育成には、ダイバーシティを尊重する教育・研究環境は欠かせません。その実現のために努力して参りたいと思います。是非ご協力よろしくお願い申し上げます。