活動報告

2017.02.07
【報告】第4回女性研究者エンカレッジメントセミナーを開催しました

平成29年2月2日(木)午後、伊都キャンパスのセンター3号館で、第4回 女性研究者エンカレッジメントセミナーを開催しました。


講師は30代で教授になる目標を達成された工学研究院の三浦佳子教授です。講演タイトルは主催者側からお願いした「新天地でラボを立ち上げる -ラボの運営はここがポイント―」です。


前半は科学者を志した少女時代から中高生、大学生、大学院生、ポスドクを経てPIになるまでの御経験と、一本筋の通った揺るがない人生に対する姿勢をお話し頂きました。4歳で科学者になることを決めて、それに向かって計画を立てて進んでこられたのは見事というほかなく、かといって学生時代は必ずしも勉強一辺倒ではなかったというのも、お人柄を見ればうなずけます。


少々時間不足となった後半はPIとして全くなにも無いゼロの状態から2回ラボを立ち上げた経験から、若手の方へのメッセージをたくさん頂きました。最後のまとめとして紹介された以下の言葉は若手でない私の心にもしっかり響きました。
「実は人生は思った通りになる」「自分で全て決めると覚悟する。徹底的に行う。」
「人とチームを作る、助けてもらう。また人を助ける。」
「人生の目標を早く定めておく。自分の欲しいものをはっきりさせる。」
「挫折したら計画を見直せばよい。諦めたらそこで終わり。」


超多忙な三浦教授が都合により退席された後、先導物質化学研究所の玉田薫教授の司会のもと参加者による1時間ほどの意見交換会となりました。参加は教授、准教授、助教それぞれ4名ずつの構成となり、若手が感じるステップアップしていくことへの不安や、中堅層が現在直面している仕事上の疑問点や悩みなどについて、色々な立場から意見交換ができました。


今回は他の行事と重なり少人数のセミナーとなりましたが、本音で語り合える意見交換会となりました。しかし御講演は10数人で聴くには余りに勿体ない素晴らしい内容でした。講師には大変申し訳なかったです。
来年度以降もエンカレッジセミナーを引き続き開催して参ります。皆様の参加をお待ちしております。

 
                                                                                             男女共同参画推進室 上瀧恵里子

当日の案内はこちらです。


            

 

ページの先頭へ