KYUSHU UNIVERSITY 九州大学男女共同参画推進室 Office for the Promotion of Gender Equality, Kyushu University

　12月17日（木）と18日（金）の2日間、伊都キャンパス総合学習プラザに於いて女性研究者研究力向上セミナー「学会発表のための英語プレゼンテーションセミナー」を開催しました。

　日本人研究者の総合的な国際教育スペシャリストとしてご活躍されるリンクサイエンス代表の川上輪子先生を講師にお招きし、海外の聴衆にインパクトを与えるプレゼンのコツと技法についてお話いただきました。1日目は「効果的な日本の聴衆へのプレゼン・アプローチと海外の聴衆へのアプローチはどう違うべきなのか」「レトリカル・クエスチョンを使った定義の述べ方」について、2日目は「スライドデザインのコツ」「グラフや表の説明の仕方」「効果的な質疑応答の対処の仕方」についてご講演いただきました。

　セミナーでは、英語を母国語としない発表者を対象に、米国の大学で実際に取り入れられている訓練方式をもとにしたわかりやすい説明の技法・質疑応答の対処法を学びました。自然に身につくようエクササイズや実践練習を繰り返し行い、受講者が積極的に参加している姿が印象的でした。すぐに簡単に使えるテクニックや多用される英語表現だけではなく、英語スピーカーの考え方やプレゼンのスタイルなど、実際に海外でのプレゼンテーション経験が豊富な先生だからこそ伝えることができる内容でした。

　英語が苦手な大学院生にも理解しやすいセミナーだったため、評判も高く、受講者からは「プレゼンテーションをするきっかけになった」、「国際学会に挑戦するので大変良い機会になった」、「大変役に立った」等の感想が寄せられました。

　来年1月14日（木）13:00-17:00にも川上輪子先生による英文メール・コミュニケーションセミナーが予定されています。

　皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

（男女共同参画推進室　アンダソン真里奈）