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2016.02.22 【開催報告】ダイバーシティ推進のための意識改革FDを開催しました

   平成28年2月15日(月)本学伊都キャンパス総合学習プラザをメイン会場に、箱崎キャンパスおよび馬出キャンパスの各会場をサテライト会場として、筑波大学ビジネスサイエンス系教授・お茶の水女子大学監事吉武博通氏をお招きし、男性教職員のダイバーシティ推進に関わる意識啓発を目的としたFDを開催しました。本セミナーは今年度に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の一環として実施したものです。


  青木玲子男女共同参画推進室長・理事・副学長(男女共同参画担当)による本セミナーの趣旨説明と講師ご紹介のあと、吉武博通氏から「大学改革と男女共同参画の推進」をご講演いただきました。
大学改革が教職員に浸透しにくい現状については、優先順位を決めないまま目先の仕事しか行えない余裕のない状況などを例に挙げられ、組織の在り方や仕事の仕方を再構築する必要があり、男女共同参画を好機にして大学改革を加速することの重要性についてお話しされました。
また、組織と人事は車の両輪であり、人事管理を確立し、教員像・職員像の明確化、キャリアパスと評価基準の明確化、公平な評価と処遇、体系的な人事育成システムなどが重要であり、さらに男女共同参画については、両立支援とキャリア形成支援の両方が必要であることを強調されました。女性教員・職員の活躍推進のためには、大学トップのコミットメントが重要であるとも述べられ、また、女性活躍推進法の施行は情報開示が求められるので、この4月は好機であり、大学全体の発展につなげる好循環を生むチャンスとなると励まされました。


  セミナー後半では、男女共同参画推進室上瀧恵里子教授による男女共同参画に関する「九州大学の現状と支援制度」について説明がありました。2014年5月の時点で、九州大学における女性教員の比率は、教員全体は12.4%、教授は5.1%、准教授は10.9%の状況であり、この数値が国立大学全体の平均を下回っていることや、九州大学が取り組んでいる様々な支援制度について紹介されました。
このセミナーには、3会場を合わせて教職員40名以上の参加がありました。お忙しい中、多くの方にご参加いただき誠に有難うございました。


男女共同参画推進室 武内真美子