イベント等

2016-06-08

【開催報告】第1回WWAS国際会議「活躍する女性と高齢化する社会」が開催されました

 平成28年6月4日(土)~5日(日)、福岡国際会議場にて公立大学法人福岡女子大学、英国非営利団体SALT、福岡女子大学同窓会筑紫海会と九州大学の共催で第1回WWAS国際会議「活躍する女性と高齢化する社会」 が開催されました。


 1日目は議長の3名、SALT創立者イザベル・ジョーンズ様、NPOジェンダー平等福岡市民の会理事長冨永桂子様、福岡女子大学教授野依智子様のご紹介の後、大会委員長の福岡女子大学理事長・学長の梶山千里様の御挨拶があり、続いて、来賓の福岡県知事小川洋様と厚生労働省福岡労働局局長の辻田博様が御挨拶されました。


 基調講演として、英国ショウ財団の高齢と雇用アドバイザーのクリス・ボール様が「高齢化と雇用・世界の動向」のタイトルでご講演され、自宅勤務やパートタイム勤務を含む働き方の柔軟性と仕事をしながら介護をするケアラーのための政策整備の重要性をご説明いただきました。


 その後、「エイジノミクス~高齢化をチャンスに変える経済~」のテーマのもと、エイジノミクス研究会研究員の林川真善様の進行でプレゼンテーションセッションAが行われ、九州大学名誉教授の小川全夫様、釜山市高齢者生活科学研究所所長の韓東希様、唯美度美容集団会長の晨光様より、高齢者の有償ボランティア、起業、インターン等様々な働き方について、女性の力に着目した事例のご紹介がありました。


 午後からは、アジア女性交流研究フォーラム理事の堀内光子様がモデレータとなり、「晩年の雇用とキャリア」のテーマでプレナリーセッションが行われました。ビヨンドエイジ事務局長のヘレン・コウ様、独立研究者のマーガレット・クリストポロス様、シニア・アントプレナーシップワークス会長のエリザベス・アイセル様、福岡県70歳現役応援センター長の坪根千恵子様が高齢者のキャリア選択についてプレゼンテーションを行いました。


 続いて行われたプレゼンテーションセッションBでは、「高齢化を取り巻く課題」のテーマのもと、九州大学武内真美子准教授がモデレータとなり、野依智子様とワールドグラニー創設者及び代表のカロリーネ・ヴァン・デュメラン様による発表が行われ、高齢女性の貧困、賃金形態や労働法について意見交換がされました。



 その後、EURAXESS Links JAPANのマシュー・ピ様によるセミナー“Gender Equality and Retirement in Research and Innovation: EU Policies and Actions”が行われました。

 

 1日目最後のイベントであるネットワーキング交流会では、九州大学の井上眞理副理事の乾杯の挨拶に引き続き、活発な意見交換・交流がなされました。


 


 2日目は、公開フォーラムが開催されました。まず、女性の大活躍福岡県会議共同代表の久留百合子様による主催者代表挨拶があり、その後、SALT会員のマリオンヘルム様が1日目のまとめを発表されました。


 基調講演として、冨永桂子様が「高齢化社会における仕事とジェンダー、地域コミュニティ」のテーマで、日本の働く女性の現状と課題、そしてシニア女性の活躍について見解を述べられました。


 午前のプレゼンテーションセッションCでは、「上手な年の重ね方」のテーマのもと、NPO法人アジアン・エイジング・ビジネスセンター上席研究員の佐々木喜美代様、イザベル・ジョーンズ様、九州大学准教授の稲葉美由紀様、大野城まどかぴあ館長林田スマ様による発表が行われました。退職による影響の男女差、生き甲斐やネットワークづくり、多様な生き方について活発な議論が行われました。



 午後のプレゼンテーションセッションDでは、「革新的な高齢化コミュニティ」のテーマのもと、ILC-Japan事務局長の志藤洋子様がモデレータとなり、福岡市副市長の荒瀬泰子様、ダービー大学教授のアンマリー・ラストン様、ハワイ大学クリスティ・ニシタ様、高齢社会をよくする北九州女性の会代表の冨安兆子様がお話されました。

 

 その後、「とし重ねてなお輝く」というテーマで、福岡女子大学同窓会主催によるリレートークが開催されました。並行してグローカルカフェも行われ、退職後の人生、地域活性化に向けた高齢者の貢献、働く女性のワークライフバランスについて登壇者と参加者の活発な意見交換が行われました。


 

 閉会式ではグローカルカフェの全体共有をマーガレット・クリストポロス様、会議総括をイザベル・ジョーンズ様、次回国際会議主催者からの挨拶をダービー大学のアンマリー・ラストン様が行いました。


 2日間にわたり幅広い分野で議論が行われ、高齢化社会における地域別の構造比較、高齢女性の貧困や介護に対する支援、ウーマノミクスを推進するための女性の起業や就業の支援、ダイバーシティ推進のための選択肢の重要性について深く学び、協力して課題解決に挑むための貴重なネットワーキングの機会となる会議でした。


 九州大学男女共同参画推進室ではブースを設置し、九州大学や男女共同参画推進室の取組みを紹介しました。

 


 今後のWWASの活動予定は下記の通りです。ご興味がある方はぜひご参加ください。


第1回WWAS国際会議フォローアップ会議北九州タウンミーティング
日時:2016年7月8日(金)13:30~16:30
会場:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ
テーマ:「高齢化する社会と地域における女性の活躍」
主催:公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム
共催:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ WWAS2016国際会議大会委員会


第2回WWAS国際会議
日時:2017年6月15日~17日
会場:ダービー大学 エンタープライズセンター(イギリス・ダービー市)
テーマ:仕事・健康・高齢化への多文化の影響
問合せ:a.ruston★derby.ac.uk(★は@にご変更ください)


                                         (男女共同参画推進室 アンダソン真里奈)