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2018.03.20 【報告】「第1回九州大学女性研究者ダイバーシティシンポジウム-理工系分野」

 平成30年3月8日(木)10:00~16:00、九州大学伊都キャンパスI2CNER第1研究棟 1階ホールにて、「第1回九州大学女性研究者ダイバーシティシンポジウム-理工系分野」を開催しました。本シンポジウムは、九州大学の女性研究者の活躍を可視化し、部局や分野を超えたネットワーク形成に寄与するために開催されたものです。


 最初に玉田薫副理事から、研究論文業績分析の結果、女性研究者の業績が十分戦力になっているデータを基に、女性研究者が無意識のバイアスの存在を知り、自分の実力を正しく伝えることの重要性などについてお話しがありました。続いて午前の部(前半)は、理工系の各部局の女性教授がご自身の研究内容を発表されました。発表者は以下の通りで、各自のご発表のあとに、活発な質疑応答が行われました。
       理学研究院 肥山詠美子教授、
       工学研究院 笹木圭子教授、三浦佳子教授、山西陽子教授、
       マス・フォア・インダストリ研究所 小磯深幸教授、
       カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 山内美穂教授、
       エネルギー研究教育機構 林 灯 教授
 午前の部の終了後は、登壇者、参加者全員で記念撮影を行いました。その後のランチタイムでは、立食形式の和やかな雰囲気の中で、さまざまな部局からの参加者同士で研究についての意見交換や情報交換が行われ、互いの近況などについても話が弾みました。
 午後の部では、Eunkyoung Kim教授(Yonsei University, South Korea)の基調講演が行われ、ご自身の経歴、大学の紹介のあと、研究発表があり、その後参加者との質疑応答が行われました。また、プレポスターでは九州大学の若手研究者を中心に10名が研究要旨を報告し、その後ポスターセッションへ移行しました。ポスターセッションでは当日参加できなかった研究者を含め28名のポスターが展示され、参加者との意見交換等が行われました。
 最後は、上瀧恵里子教授から九州大学の女性研究者採用・育成システム及び女性活躍の可視化の紹介、登壇者、参加者へのお礼が述べられ、閉会となりました。


 今回のシンポジウムは、原子、高分子、イオン、マイクロプラズマ、マイクロバブル、数学、半導体、光デバイス、気候変動など様々な分野を専門とする学内の理工系女性研究者が一堂に会する初めてのシンポジウムとなりました。ポスター展示のみで当日参加できなかった方を含めると60名以上の参加があり、発表の際には活発な質疑応答が行われました。「分野を超えた研究者の交流は励みになった」、「こんなに女性研究者がたくさんいるとは思わなかった」、「異分野の先生と今後の研究について議論することになった」などの感想が寄せられました。第2回の開催に向けてより一層充実した内容の企画を検討する所存です。学内外から皆様のご参加をお待ちしております。


 当日の予稿集に余部がございますので、希望される方は男女共同参画推進室までご一報下さい。


 


 

男女共同参画推進室  武内真美子 小川真理子 藤田妙