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2018.05.24 【報告】5/22 意識改革ランチョンセミナー「イクメンからワーキングファーザーを可能にする職場環境」を開催しました。

 平成30年5月22日(火)、伊都キャンパス男女共同参画推進室多目的スペース(新中央図書館2階)にて、在福岡米国領事館政治・経済担当領事のトーマス・ホイットニー氏をお迎えし、意識改革ランチョンセミナー「イクメンからワーキングファーザーを可能にする職場環境」を開催しました。


 「ワーキングファーザー(働く父親)」の概念は働く父親全員が家事・育児に責任を持つこと、つまり「イクメン」の次のステップになります。ホイットニー氏はこのワーキングファーザーという米国のアイデアについて、日本でも父親も母親と同様に育児・家事に積極的に関与していくスタイルが実践できれば、より女性が輝く社会を目指せるのではないかという問題意識から、日本でセミナーや勉強会などの啓発活動を続けてこられました。


 日本の職場の問題として、育児休業などの法整備が整ってきているが、十分な活用が進んでいないこと、長時間労働のために家事時間が限られてしまうことなどのお話しがありました。また家庭では、日本の男性が配偶者の経済的貢献を十分理解していない可能性があり、家庭での話し合いの必要性についてもお話しされました。さらに、男性の育児・家事参加が進まなければ、女性の社会への参加も進まないこと、次世代のためにも職場の上司は家族のために休暇をとるなど、お手本とならなければならないことを指摘されました。


 今回のセミナーには、各部局の男女教職員、学生、留学生など20名以上の参加があり、ホイットニー氏の講演後は、参加者からも自分たちの家事・育児の分担や、育児休業取得の経験などを交えた話や、自国の状況などが紹介され、意見交換と質疑応答が行われました。


 男女共同参画推進室では、今後も意識啓発セミナーを開催してまいります。皆様のご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室  武内真美子