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2018.09.11 【報告】9/10 女性研究者向け交流ランチ会『女性研究者フランス事情』を開催

 平成30年9月10日(月)、伊都地区男女共同参画推進室多目的スペース(中央図書館2F)にて、本学先導物質化学研究所に客員教授として滞在中のSylviane Sabo-Etienne博士(フランスToulouse CNRS)を招き、標記交流ランチ会を開催しました。

 ゲストを含め女性研究者11人の交流会となり、冒頭ランチを頂きながらの自己紹介では、Sylviane博士から直前に参加した横浜の国際会議で50名を超える口頭発表者中女性が2人しかいなかった話(日本人女性はゼロ)がありました。日本の現状に驚かれたようです。

 お腹を満たしたところで、Sylviane博士からスライドを用いて、所属されているCNRSのユニークなシステムや、フランスの女性研究者数の現状、そして課題解決に向けての提案等が紹介され、参加者からは随時質問や、講演内容に関する意見交換が行われました。
フランスの研究者における女性比率は日本に比べればはるかに高いものの、国立機関では30%台、私立機関では20%台とまだまだ数の上では平等に達しておらず、上位職も女性はかなり少ないようです。男女共同参画委員会では、男性に理解を深めてもらうために、必ず男女を1人ずつ委員として選出するシステムになっているそうです。また日本でもここ数年研究者の間で話題になっている「無意識のバイアス」についてフランスでも認知度が高いことがわかり、普及のためにWEBテストを導入してはなどのアドバイスを受けました。

 今回はフランスでの取組みや課題そしてフランス人からみた日本を通して多く示唆を頂きました。男女共同参画推進室では引き続き、男女共同参画の実現に向けた女性の活躍促進に資する活動を推進して参ります。各種イベントへの皆さまのご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室 上瀧恵里子