イベント等

2018-12-18

【報告】ダイバーシティ推進トップセミナーを開催しました

 平成30年12月12日(水)、本学伊都キャンパス椎木講堂大会議室にて、津田塾大学理事岩田喜美枝氏をお招きし、部局長を主な対象としたダイバーシティ推進トップセミナー「成長戦略としての女性の活躍推進」を開催しました。本セミナーは現在推進している文部科学省人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の一環として実施したもので、今回で4回目の開催となります。


 セミナーのご講演に先立ち、久保千春総長より、本学の取組状況と講師への期待が述べられ、引き続き司会者より岩田喜美枝氏の略歴が紹介されました。岩田氏は労働省に入省後、男女雇用機会均等法の制定に携わり、2001年厚生労働省雇用均等・児童家庭局長に就任。厚生労働省を退職後の03年株式会社資生堂に入社。取締役執行役員、取締役常務を経て08年女性として同社初の代表取締役副社長に就任。その後日本航空株式会社社外取締役、男女共同参画会議議員、公益財団法人21世紀職業財団会長等を歴任し、現在は、キリンホールディングス株式会社社外取締役、住友商事株式会社社外取締役、東京都監査委員、津田塾大学理事等を務めています。また、2015年には著書「女性はもっと活躍できる! 」を出版されました。


 ご講演では、まず女性の活躍が必要である理由として、企業の持続的発展を挙げられ、活躍とは仕事の継続と女性のキャリアアップの両方が重要であり、そのために企業が取り組むべき課題を、活躍の段階に分けて説明されました。また、仕事の育児の両立支援の方向転換については、両立支援策の質の転換、男性の仕事と育児の両立、仕事と介護の両立の3つを挙げられました。さらに、諸外国と日本の男女の労働時間を統計データで示されたあと、働き方改革つまりワークライフ・バランスの課題については、長時間労働の是正と柔軟な働き方を挙げられ、その具体的な方法を企業の例を示されながら説明されました。最後に、女性の育成強化のポイントについても、具体的なアサインメントの仕方や配置、異動のあり方を示され、男性管理職と女性自身の意識改革の必要性を強調されました。ご講演後の質疑応答でも多数の質問があり、時間が足りなくなるほどでした。


 参加者アンケートからも「女性の活躍推進が、実は広い範囲の業務改革であることを学んだ。」「男女での差異とともに、組織のあり方も考えるいい機会になった。」「女性の活躍推進が男性の働き方改革と深く関連しているという指摘が斬新でした。」「まず、仕事の棚卸が必要というお話しに賛同します。」など多くの感想が寄せられました。


 最後に男女共同参画推進室室長の江﨑典宏理事より講師へのお礼が述べられ、今後の九州大学における男女共同参画の取組みについて参加者の理解と協力の依頼がありました。今回は学外の方も含め70名以上の参加があり、筑紫キャンパスの参加者には中継で講演に参加していただきました。お忙しい中多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。来年度以降も同様のセミナーを開催する予定です。


男女共同参画推進室  武内真美子