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2019.08.05 【報告】公開講演会『JAL女性エグゼクティブが語る 女性であることと仕事』開催しました

 令和元年7月17日(水)、本学伊都キャンパス、イーストゾーン大講義室Ⅰにて、日本航空株式会社前副会長・現特別理事の大川 順子氏をお招きし、本学学生、大学院生、教職員を主な対象とした、公開講演会を開催しました。なお、本講演会は、基幹教育フロンティア科目「女性学・男性学Ⅱ」の公開講義の一環となります。


 大川氏のご講演では、「女性であることと仕事」をテーマとして、まず日本におけるジェンダー・ギャップに触れ、続いて、日本航空(以下、「JALと記す」)の会社概要と女性社員比率、JALの現在の取り組みとこれからについて、また、JAL入社後から現在に至るまで大川氏がどのようにキャリアを積んでこられたのか等大変興味深い内容のお話がありました。

 講演会には、女性学・男性学Ⅱの受講者をはじめ、一般申込みで参加した教職員、大学院生・学部生等約200名の参加者がありました。
 女性学・男性学Ⅱの受講者は、講演会を踏まえ、働くことと性差について社会制度、企業、個人の側面から考える課題に対して、「日本における女性の雇用問題について学ぶ機会はありましたが、具体的な実例を知ることでより深く考えるきっかけとなりました」、「男性、女性という枠組みを超えて、個人が最高のパフォーマンスを発揮できること、それを許す環境を企業が提供していくことが、社会全体の男女間の雇用や労働の格差を減少させていくことにつながると思いました」、「女性登用に対する長期的メリットは大きい。短期的にリスクを避ける企業に対して、いかに働く女性のロールモデルを提示していけるかは問うべき問題の1つである」など女性学・男性学Ⅱの講義内容と関連して考察した意見が寄せられました。
 また、一般の参加者アンケートでは、「後輩に対しての示唆、自身のキャリア・立場から今見えることなど、惜し気もなくノウハウを披露していただいてありがたいご講演でした」、「女性だからこそどう将来働くべきかという問いについて考える機会が多かったがそのヒントになることがたくさんあったし、実際に将来働く上でも助けられることがあると思う」など多くの感想が寄せられました。


 今回の公開講演会は、リーダーとして活躍してこられた女性エグゼクティブの生の声を聴く貴重な機会でした。男女共同参画推進室では、これからも学生向けのキャリア講演を企画する予定です。みなさんのご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室   小川真理子