News & Topics

HOME > News & Topics > 【開催報告】第3回 女性研究者エンカレッジメントセミナー

News & Topics

2015.12.10 【開催報告】第3回 女性研究者エンカレッジメントセミナー

11月30日(月)15:00から本学伊都キャンパス 工学部総合学習棟2階207号 AMS講義室1をメイン会場に、箱崎キャンパス旧工学部本館2階4番講義室をサテライトとして『女性研究者エンカレッジメントセミナー』を開催しました。男女共同参画推進室が主催する本セミナーは昨年度から新たなシリーズとして始まって第3回目を迎えます。

今回は先導物質化学研究所の玉田薫先生の司会の下、前半は本学副理事・男女共同参画推進室副室長である大学院農学研究院教授の井上眞理先生による「ライフ・ワーク・バランスを目指す女性研究者たちへ-植物ストレス適応からのヒント―」の御講演でした。井上先生ご自身のロールモデル、女性が活きる大学づくりに必要なもの、そして植物ストレス適応から得られた『ライフ・ワーク・バランス』へのヒントについてご紹介いただきました。大学で研究を続けながら出産・子育て、介護を経験され、その御経験から後に続く私たちに研究・教育だけでなく人生についても示唆に富んだ多くのことを語って頂きました。さらに現在九州大学でも検討中の配偶者帯同雇用についても言及されました。


後半のパネル討論では附属図書館の石田栄美先生の司会のもと、男女共同参画推進室 武内真美子先生、理学研究院 稲垣紫緒先生、レドックスナビ研究拠点の一瀬智美先生によるカップル支援に関する情報提供、意見交換が行われました。「帯同雇用を推進するにあたり政府、社会に納得してもらうには?」「大学内、もしくは地域での単身研究者のマッチングについて」「配偶者と同じ研究室で働くことに対して」など帯同雇用に関する多くの質問にパネリストがそれぞれの立場からご回答くださり、学びの多い場になりました。夫婦で採用することが大学にとってもメリットになることをしっかりと主張する必要があることも重要だと感じました。

予定の90分では足りなかった内容の濃いセミナーで、終了後のアンケートでも8割の方から「期待以上に良かった」との回答を頂きました。

男女共同参画推進室では今後もエンカレッジメントセミナー、研究力向上セミナー、ワークショップ等を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

                (男女共同参画推進室 上瀧恵里子)