お知らせ

2022.10.31
【報告】「仕事に活かす 周囲を巻き込む力」を開催しました

 令和4(2022)年10月17日(月)、女性職員エンカレッジメントセミナー「仕事に活かす 周囲を巻き込む力」をオンラインで開催しました。第2回目となる今回は、九州大学総長特別顧問を務める岡本正宏氏と株式会社キャリエーラ代表取締役の藤井佐和子氏のお二人を話題提供者に迎え、仕事をスムーズに進めるためのヒントやアドバイスを伺いました。なお、当日は60名を超える方々に参加いただきました。

 まず、岡本氏から「仕事に活かすデザイン思考・バックキャスト思考」と題したお話がありました。岡本氏は、様々な要因が多角的に絡み合う問題を解決するためには、従来型の硬直的なシステムではなく、個々の分野や専門性を越えて俯瞰的に組織全体を見渡すことが必要であると述べられました。そして、こうした「スマートリーダー」あるいは「ファシリテーター」に求められる力として、課題を一つのシステムとして捉える思考(デザイン思考)や、課題解決に至る道筋を明らかにし、そこから逆算してプロセスを設計する思考(バックキャスティング思考)を挙げられました。

 続いて、藤井氏から「周囲を巻き込む仕事術―ひとりで抱え込まないために」と題したお話がありました。藤井氏は、女性が組織で活躍することのメリットとして、人口学的多様性(性別、人種、年齢等)の高い組織では認知的多様性(モノの見方や考え方)も高まることが知られており、組織全体の発展のためには女性の活躍が不可欠であると述べられました。また、周囲を巻き込むためのステップとして①関わる ②相手を理解する ➂伝える の3つを挙げ、自分は何を解決したいのか、相手にどうしてほしいのか、その理由を明確にしながら効果的なコミュニケーションを心掛けることが大切であると説明されました。

 最後に、男女共同参画推進室副室長の玉田副学長から総括がありました。玉田副学長は、九州大学はいま大きな変革の途にあり、教職員が一体となって課題解決に取り組む姿勢が必要であること、またこうした改革は誰にとっても未知の領域であり、女性にとっても公平なチャンスであることから、女性には是非ともこのチャンスを活かして活躍してほしいとのメッセージを贈られました。

 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室 相良祥子


      


  



開催後に実施したアンケートの結果を公開しております。

こちらからご確認いただけます。

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