活動報告

2021.01.26
【報告】1/7睦月ランチタイム交流会「生涯にわたって女性が健康に暮らすために―生殖体病理の専門家に聞く―」を開催しました

 令和3年1月7日(木)12:10-13:00に睦月ランチタイム交流会を開催しました。第4回目となる今回は、本学医学研究院の加藤聖子教授(九州大学病院きらめきプロジェクトプログラム責任者)に講師をお願いし、「生涯にわたって女性が健康に暮らすために―生殖体病理の専門家に聞く―」と題して、女性の更年期の乗り越え方や女子学生が若い頃から知っておいたほうがよい婦人科検診についてお話を伺いました。なお、当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインでの開催となりましたが、30名の方々にご参加いただきました。
 まず、加藤教授から、女性のライフステージ特有の病気について説明がありました。女性は初経を迎える思春期から、出産・分娩を行う性成熟期を経て更年期や老年期を迎える間に、様々な病気を発症するリスクを抱えており、それらの早期予防に努めることが女性のヘルスケアにあたって重要であるとのお話がありました。
 その後、各ライフステージに応じて、若年層が発症しやすいとされる月経困難症や、不妊の原因ともなりうる子宮内膜症や子宮腺筋症について、具体的な治療法選択に関するアドバイスを交えながら分かりやすく説明いただきました。また、最近では子宮頸がん発症の若年化(20~30歳代)が顕著であるデータを紹介され、ここでも早期予防や発見が重要であるとのお話がありました。さらに、女性のライフステージにおいては、閉経前後に様々な症状が出現しやすくなるといわれますが、医学的な治療に加えて、このような体や心の変化に柔軟に順応していく姿勢が大切であるとのアドバイスをいただきました。
 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。本年度最後のランチタイム交流会は、3月に開催予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室 相良祥子

 

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