活動報告

2021.07.05
【報告】「先輩女性管理職に聞く『女性のキャリアをどう考える?』」を開催しました

 令和3年6月29日(火)、令和3年度女性職員エンカレッジメント・セミナー「先輩女性管理職に聞く『女性のキャリアをどう考える?』」をオンラインで開催しました。今回は話題提供者として本学の上位管理職経験者2名から、これまでに苦労したことやご自身のキャリアのターニングポイント、後輩女性職員に向けたアドバイスなどを伺いました。なお、当日は62名の参加がありました。


 まず、山口美矢氏(九州大学監事)より、スライド資料を用いたお話がありました。山口氏は長く福岡県庁で勤務され、部長相当職を最後に退職されたのちは、昨年9月から九州大学監事を務めておられます。これまでのご経験に基づき、あらゆる意思決定の場において女性の参画を進めることが必要なこと、また大学とは新たな価値を創造する場であり、企業や役所とは異なる次元のダイバーシティが求められていることの説明がありました。さらに、これから管理職を目指す女性職員に対して「エントリーしなければ始まらない」「階段を昇った時が踏ん張りどき」「仕事はチームで」「人生(生活)あってこその仕事」などの激励のメッセージを送られました。


 次に、黒岩由美氏(芸術工学部事務部長)より、同じくスライド資料を用いたお話がありました。黒岩氏は佐賀大学に採用され、九州芸術工科大学(現:九州大学芸術工学部)、九州大学への配置換え後は様々な部署での経験を積み、令和元年4月から本学芸術工学部事務部長を務めておられます。これまでのご経験や、国内での男女共同参画に関連した法整備の状況を踏まえ、現在では女性の活躍を後押しする環境は整備されつつあるので、これから管理職を目指す女性職員は尻込みすることなく積極的にチャンスを掴んでほしいとのお話がありました。さらに、後輩へ向けたメッセージとして「ライフイベントを乗り越えながら自分が働ける環境を作る」「自分の強みを知って自信をもつ」「『あなた』がロールモデルになる」「頑張る自分に、ときには『ご褒美』を」などのお言葉を贈られました。


 ご講演後にはお二人の対話もあり、参加者がそれぞれのキャリアを見つめ直し、5年先、10年先の自分を思い描くきっかけとなりました。今回のような女性職員を対象としたセミナーは初めての試みでしたが、年齢や職位の異なる多くの女性職員にご参加いただき、非常に有意義な時間となりました。終了後のアンケートではほとんどの方から期待通り、期待以上の内容であったとの回答を頂きました。


 なお、当日都合により参加できなかった方のために録画の貸し出しを行っておりますので、関心のある方は男女の別なくお問い合わせください。


 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室 相良祥子

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