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2024.11.01 令和6年度QURIESプログラム実施報告

 九州大学では、女子高校生を対象とした理工系インターンシップ制度「QURIESプログラム(以下「本プログラム」という。)」を令和3年度から実施しています。本プログラムは、広く女子高校生の理工系分野への興味・関心を喚起して裾野を拡大し、学術研究の将来を担う優秀な若手理系女性研究者・技術者を長期的に育成することで、九州から世界へ羽ばたく女性を一人でも多く輩出することを目的として支援を行うものです。なお、本プログラムの名称は、K(Q)yushu University Research Internship in Engineering and Scienceの頭文字と、女性科学者のパイオニアであるマリ・キュリー(Curie)博士の名前とを合わせて名づけられました。

 今年度は、推薦応募枠に加えて自由応募枠を設け、より多くの女子高校生へ本インターンシップの機会を提供できるよう、募集人員を拡大した結果、予想を上回る多数の応募をいただきました。
 多くの応募者の中から選ばれた21校36名の女子高校生は、プログラム初日(8月5日)のオリエンテーションにて一堂に会し、神﨑智子理事(男女共同参画推進室長)からの挨拶の後、萩島理副学長からプログラムの説明を受けました。その後は本学の若手女性研究者2名による講演を聴講し、オリエンテーションが終了した後、各自が配属された研究室へ移動し、研究活動を開始しました。

 8月5日午後から9日午前までの5日間、受講生自身が選択した研究分野・テーマによって配属された19の研究室で実験や分析などの研究を実際に体験し、最終日となる9日午後の研究活動報告会では、再度受講生が一堂に会しました。各々の研究活動について発表する受講生からは、短い期間ながらも充実した活動の様子をうかがい知ることができ、各研究室においてご尽力いただいた様子が伝わりました。
研究活動報告会には各研究室から、指導いただいた先生方や大学院生等が多く参加くださり、研究内容へのコメントだけでなく、受講生の能力の高さに驚く声や、将来ぜひ一緒に研究したいという期待の言葉などが寄せられました。

 研究報告終了後の閉会式では、神﨑智子理事から挨拶があり、受講生の顔つきが生き生きとして自信に満ちた表情に変化したとのコメントが述べられた後、玉田副学長(男女共同参画推進室副室長)からは、未来の女性研究者である受講生への激励と研究報告に対する講評がありました。その後、受講生と関係者全員で記念写真を撮影し、全てのプログラムを終了しました。

 受講生には、プログラム終了後に本プログラムへの要望を含めたアンケート調査を実施しており、その結果を踏まえ、さらに本プログラムを発展させていく予定です。ご協力いただいた関係者の皆様にお礼申し上げます。


令和6年度九州大学「QURIESプログラム」研究テーマリスト



 

         オリエンテーションの様子                 研究活動の様子1

 

        研究活動の様子2            研究活動の様子3