2025.01.16 【報告】エンカレッジメントセミナー「先輩女性管理職に聞く ~第2弾~ 私らしく働くために」を開催しました
令和7(2025)年1月9日(木)、令和6年度女性職員エンカレッジメントセミナー「先輩女性管理職に聞く~第2弾~私らしく働くために」をオンラインで開催しました。
本セミナーは、本学の女性事務職員を対象として、上位職への登用促進、仕事に対するモチベーションアップを目的として開催しています。第4回目となる今回は、管理職経験者の女性の先輩から、これまでのキャリアで学んだことやターニングポイント、若手へ向けたアドバイスなどをいただきました。現場の先輩として、本学医系学部等事務部長を務める永野間昌代氏、そして佐賀大学ダイバーシティ推進室副室長を務める髙橋かおり氏のお二人に話題提供いただきました。なお、当日は65名に参加いただきました。
お一人目の永野間氏は、九州芸術工科大学時代から、平成15(2003)年の九州大学との統合、翌年の国立大学法人化を経て現在に至るまで、およそ40年に亘り、大学職員として第一線で活躍してこられました。その豊富なご経験にもとづき、仕事と家庭生活の両立で苦労したことや、心身ともに辛い時期を乗り越え、大学職員として成長されたことをお話しいただきました。また、後輩の女性職員へ向けて「人生の時間は限られている。求められること、必要とされることは幸せなこと」「自分らしさは人それぞれ。今後の人生を豊かなものにできるかどうかは自分次第」とアドバイスいただきました。
続いて、髙橋氏は、佐賀大学で初の女性の部長に就任したご経歴をもち、大分大学転任中には同大学の修士課程で学ぶなど、仕事と育児を両立しながら前向きに挑戦を続けてこられました。髙橋氏は、修士論文執筆にあたって研究された九州地区国立大学における女性管理職の比率を紹介し、女性の管理職への挑戦を阻む理由として、ロールモデルの不足や家庭生活との両立の難しさを挙げました。また、永野間氏と同じく、後輩へ向けたアドバイスとして「仕事以外にも楽しみをもつこと」「一生勉強、一生青春」とお話しいただきました。
終了後のアンケートでは、「常に勉強、自己研鑽を続けることが大切であるという言葉が非常に印象に残りました」「今後の自分の生き方を考えるうえでとても良い刺激を受けました」「男女問わず、職位問わず、もっとたくさんの方に聞いていただきたい会でした」などの感想が寄せられました。
男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(男女共同参画推進室 相良祥子)