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2025.01.31 【報告】令和6年度ワーク・ライフ・バランスセミナー「今こそ知りたい男性育休!~仕事と家庭のウェルビーイング~」を開催しました

 令和7年1月21日(火)、令和6年度ワーク・ライフ・バランスセミナー「今こそ知りたい男性育休!~仕事と家庭のウェルビーイング~」をオンラインで開催しました。

 今回は、NPO法人ファザーリング・ジャパン副代表理事の徳倉康之氏に講師をお願いし、男性の育休取得をテーマにご講演いただきました。なお、当日は教職員や学生を含め、30名の参加がありました。

 ご講演では、まず働き方の「令和モデル」について説明がありました。いわゆる「働く夫と専業主婦の妻」を想定した昭和の家庭観と異なり、現在は、働き方や家族の姿も多様化しています。すべての人が自分の人生の優先順位を大切に、個々の希望に応じて活躍できるような社会を作っていくことが大切であると述べられました。

次に、働き方改革の第一歩として、定時退社と有休取得が重要な鍵となると説明されました。日本では制度があっても使えない(使いづらい)という風潮がありますが、組織の風土は、そこで働く人の意識を変えれば変わるといわれます。そのためには、上司と部下が普段からライフイベントや家庭生活に関する情報をできる範囲で共有しておくこと、有休を取得しやすい心理的なサポート体制を整えておくことがポイントであると述べられました。

 最後に、これからの働き方の理想モデルとして、「育キャリ」という生き方を提案されました。従来のような「仕事か家庭か」の二者択一ではなく、「仕事も家庭も」大切に、子どもやパートナーと共に成長していくことのできるキャリアの在り方が理想であると述べられました。

 ご講演後の質疑応答では、参加した学生や教職員から活発な質問が寄せられました。今回のセミナーをきっかけに、あらためて参加者それぞれが自分のキャリアやワークライフバランスについて考える大変良い機会となりました。

 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

(男女共同参画推進室 相良祥子)


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