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2024.10.22 「女性活躍指標に基づく女性研究者活躍促進に関する国際調査」の結果をまとめた研究論文が公開されました

 九州大学が文部科学省補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(調査分析)」(2021-2022年)に採択され、東京工業大学と共に実施した国際調査分析「女性活躍指標に基づく女性研究者活躍促進に関する国際調査」の成果をまとめた研究論文が、Elsevierの査読付き国際ジャーナル「International Journal of Educational Research Open (IJEDRO)」に掲載されました。


◆タイトル◆

Evaluation of the gender-neutral academic climate on campus for women faculty in STEM fields


◆著 者◆

Kaoru Tamada, Eriko Jotaki, Naoko Tsukamoto, Shoko Sagara, Junko N. Kondo,
Masao Mori , Miwako Waga , Sandra Brown


◆ジャーナルURL◆
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666374024000724?via%3Dihub

◆プレスリリース◆

https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1164


「理工系分野のジェンダー平等達成度を国際調査で視覚的に明らかに
~ジェンダーバイアスのない組織作りに役立つことを期待~」


本研究成果のポイント:
〇これまで社会におけるジェンダー平等は、女性比率だけで議論されることが多かったが、今回、大学の各部局(学部・学科)におけるジェンダー平等な学術的風土の達成度を、論文業績の男女比較を通じて定量的に評価する方法を考案した。
〇これにより世界の主要大学の各部局について評価した結果、米国/EUの大学は日本の大学に比べてはるかにジェンダー平等が進んでいることが明らかになった。
〇大学の部局ごとのジェンダー平等達成度を定量的に評価できるこの手法は、国の違いを超えてジェンダーバイアスのない組織作りに役立つと期待される。