お知らせ

2023.12.04
【報告】霜月ランチタイム交流会「子どもを連れて出張へ~経験談と制度の紹介~」を開催しました

 令和5年11月27日(月)霜月ランチタイム交流会を開催しました。今回のテーマは「子どもを連れて出張へ~経験談と制度の紹介」です。当日はオンラインで36名の方々に参加いただきました。

 はじめに、男女共同参画推進室の上瀧教授から、子の帯同出張に関する学内制度の紹介がありました。子育て中の研究者にとって、出張で自宅を空ける場合に子どもの世話をどうするかという問題は、悩ましい問題の一つです。近くに配偶者や親が住んでおらず、誰かに面倒をみてもらうことが難しい場合、子どもを連れて出張するほかありません。上瀧教授は、研究者が子どもを帯同しなければ学会参加等が困難な場合において、外部資金を獲得するなど一定の条件を満たせば学内で出張帯同支援を申請することが認められていると説明しました。また、令和4年度には、新たに「子の出張帯同支援経費の取り扱い」が設けられ、外部資金や寄付金の交付元が認めている場合に限り、子どもの帯同出張に係る交通費を支援することも可能になったとの紹介がありました。

 続いて、実際に制度を利用した方々からの報告がありました。今回は、工学研究院の坂東麻衣教授、同研究院の若林里衣准教授、そしてシステム情報科学研究院の山内由紀子教授の3名にお話を伺いました。それぞれ事前準備や手続きで苦労したこと、たとえば一時託児所やベビーシッターを探す際に手間取ったことなど、実際に経験したからこそわかるリアルな声を紹介いただきました。また、自分の勘違いで制度を利用できなかった経験を交えながら、自ら積極的に情報収集にあたること、分からないことがあればどんどん周囲に尋ねることが大切だとのアドバイスがありました。

 最後に、質疑応答の時間が設けられました。今回の参加者には、子育て中の女性研究者や男性研究者も多くいたため、お互いの疑問点について積極的な情報交換が行われました。

 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。


男女共同参画推進室 相良祥子

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