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2017.08.21 言語文化研究院「ワーク・ライフ バランス推進」FDを開催しました。

 7月27日(木)午後、伊都地区センター1号館会議室で、言語文化研究院「ワーク・ライフバランス推進」FDが開催されました。本FDは九州大学が推進している文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」における男性教職員を含むWLB意識の啓発の一環として実施されたものです。同研究院の教員30名の参加がありました。
 講師には株式会社ワーク・ライフバランス社から深堀雅史氏をお招きし、「介護と仕事の両立セミナー」のタイトルで御講演を頂きました。これから多くの方が経験されると考えられる親族の介護について、自身の経験を踏まえ、想定と現実、家族間の協力の大切さ、仕事との両立の工夫、そして今から将来に向けて準備できることなどについてお話し頂きました。
 介護の経過期間の平均が4年11カ月と長期にわたるため、介護と仕事の両立が求められます。1人の介護には4人の手が必要とも言われ、専業主婦の妻が中心に介護をしていても、仕事をしている夫の協力も不可欠です。
 介護を前向きに考えるポイントとして
  1. 介護予防と、事前準備・情報収集
  2. 親の状態把握と介護や将来に関するコミュニケーション
  3. 家族の協力の他、外部サービスの利用、抱え込まない体制・経済的基盤
  4. 働き方そのものの見直し
の4つを挙げられ、わかりやすく実例を交えながら解説頂きました。
 親の介護はまだまだ先のこと、家族・親族の誰かがやってくれだろうから自分には関係ないこと、と多くの方が考えています。しかし、実はある日突然身に降りかかり得ることでもあり、今から働き方の見直しをして将来に備えることの重要性をしっかりと認識することができたセミナーでした。
 参加者は最初から最後まで熱心に講師の話に耳を傾け、予定時間があっという間に終了する熱のこもったセミナーとなりました。加齢以外にも病気により突然介護が必要な状態となることもあります。老若男女を問わず、一人でも多くの方に一度は参加してほしいと思えるFDでした。


(男女共同参画推進室 上瀧恵里子)