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2022.09.05 【報告】長月ランチタイム交流会「防災のダイバーシティを考える」を開催しました

 令和4年9月2日(金)、長月ランチタイム交流会を開催しました。テーマは「防災のダイバーシティを考える」です。当日は26名の方々にオンラインで参加いただきました。
 男女共同参画推進室の杉本めぐみ准教授が進行と発表を担当し、はじめに過去の災害事例について紹介がありました。今年でちょうど発生から99年目を迎えた関東大震災や、現行の耐震基準へ改正するきっかけとなった阪神淡路大震災、津波によって未曽有の被害が発生した東日本大震災、そして大学生3名が下宿先の建物の1階で犠牲になった熊本地震など、ハザード毎に犠牲者の性別や年代の傾向が詳しく紹介されました。杉本准教授は、20代の若者といえども新しい土地の非耐震の建物に住めば弱者であること、大学はこの機会に学生の安全をどう守るか改めて考えるべきであることを述べました。
 また、昨年改正された「災害対策基本法」では、高齢者や障がい者、妊婦、短期滞在の外国人などが「要配慮者」に挙げられますが、こうした当事者の声として、本学の外国人教員に熊本地震のときのお話を伺いました。同教員からは「日本語が不自由な外国人は自助能力が足りないため大学のサポートが大切」「普段から防災に対する意識啓発を行ってほしい」とのコメントがありました。さらに、本学学生が作成した伊都キャンパスのハザードマップ案が紹介され、洪水や土砂災害、坂道の多い場所など、学内に潜む危険を普段から知っておくことで、災害発生時のリスクを低減させることができるとの報告がありました。杉本准教授から、学生が普段の生活で気付くリスク情報でも視覚障がいをお持ちの方は捉えられないため、災害前から伝えておくことも含めて支援が必要であるというコメントがありました。
 最後に、質疑応答の時間が設けられました。参加者からあがった避難所での女性や幼い子どもへの性被害に関する質問に対して、杉本准教授は「阪神淡路大震災の時から避難所でも性的被害は起こっている」「情報を適切に伝えて被害を未然に防ぐことが大切」と述べました。
 男女共同参画推進室では、今後もオンラインイベントを企画・実施してまいります。次回のランチタイム交流会は11月に開催予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。

男女共同参画推進室 相良祥子