2025.11.26 【報告】2025年度ワーク・ライフ・バランスセミナー 「マインドフルネス研修~仕事と生活にゆとりを生み出す“気づき”の習慣~」を開催しました
11月21日(金)、日本ジョナサン・KS・チョイ文化館の中山ホールにて、2025年度ワーク・ライフ・バランスセミナー「マインドフルネス研修~仕事と生活にゆとりを生み出す“気づき”の習慣~」を対面開催しました。講師には、九州大学病院心療内科の安野広三助教をお迎えし、マインドフルネスについての講義と実践を行いました。当日は、65名の参加がありました。
日本マインドフルネス学会では、マインドフルネスを「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義しています。セミナーでは、この考え方を理解するための座学に加え、実際に瞑想を体験しながら、日常の中で自分の心がどのように動いているのかを観察する学びを深めました。
瞑想では、注意がそれてしまう“マインドワンダリング”に気づき、いったん離れた意識を再び元の対象へとやさしく戻す練習を行いました。これは「気づき」の力を育てると同時に、「執着を手放す」実践でもあり、自分自身を追い立てずに受け止める姿勢を体感する時間となりました。
また、人が不快な感覚や感情・記憶を避けようとして、かえってそこに意識が向いてしまう心理を学ぶワークとして、白熊の写真をじっと見た直後に、「白熊を考えない」という体験を行う演習を行いました。避けようとすればするほど思考が避けたい対象に戻ってしまうことを実際に体験し、「無理に抑え込むのではなく、自分の中に避けたい気持ちがあることを認め、許すこと」の大切さを理解する機会となりました。
今回の研修を通じて、評価や解釈を加えずに体験をそのまま受け止めること、そしてそのことが自分を大切に扱う姿勢につながることを学びました。マインドフルネス瞑想の効果を実体験し、仕事と生活をより穏やかに過ごすためのヒントを得るとともに、日常の中で無理なく心の状態を整える「マインドフルネス」がワーク・ライフ・バランスの向上にもつながることを実感できた、有意義な研修となりました。