2025.09.11 【報告】令和7年度 QURIESプログラム実施報告
九州大学では、女子高校生を対象とした理工系インターンシップ制度「QURIESプログラム(以下「本プログラム」という。)」を令和3年度から実施しています。本プログラムは、広く女子高校生の理工系分野への興味・関心を喚起して裾野を拡大し、学術研究の将来を担う優秀な若手理系女性研究者・技術者を長期的に育成することで、九州から世界へ羽ばたく女性を一人でも多く輩出することを目的として支援を行うものです。なお、本プログラムの名称は、K(Q)yushu University Research Internship in Engineering and Scienceの頭文字と、女性科学者のパイオニアであるマリ・キュリー(Curie)博士の名前とを合わせて名づけられました。
今年度は26校47名の受講生がプログラム初日(8月4日)のオリエンテーションにて一堂に会し、玉田副学長からの挨拶の後、萩島副学長からプログラムの説明を受けました。その後、本学の若手女性研究者2名による講演を聴講し、各自が配属された研究室へ移動しました。
8月4日午後から8日午前までの5日間、受講生は自身が選択した研究分野・テーマによって配属された27の研究室で実験や分析などの研究を実際に体験し、最終日となる8日午後に研究活動報告会で発表を行いました。各研究室から指導いただいた先生方や大学院生等が多く参加くださり、研究内容へのコメントだけでなく、受講生の能力の高さに驚く声や、将来ぜひ一緒に研究したいという期待の言葉などが寄せられました。
閉会式では、田中総長補佐から講評が述べられた後、萩島副学長から未来の女性研究者である受講生への激励がありました。受講生と関係者全員で記念写真を撮影し、全てのプログラムを終了しました。
ご協力いただいた関係者の皆様にお礼申し上げます。
令和7年度九州大学「QURIESプログラム」研究テーマリスト
オリエンテーションの様子